トーベヤンソンはどんな人?『TOVE』はムーミンそのもの?おススメ度

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『TOVE』ムーミンの原作者であるTOVEの人生を描いた作品となります。

ムーミンと言えばマスコットキャラクターで有名ですが原作者はどのような方なのでしょうか?

ざっくりとしたあらすじと。


トーベヤンソンはどんな人?だったのでしょうか

『TOVE』に描かれているトーベヤンソンはどんな人であったのか考察していきましょう。

トーベヤンソンは漫画のムーミンの原作者です。

トーベの本名はトーベ・マリカ・ヤンソンといいます。

トーベは、フィンランドのヘルシンキ生まれのスウェーデン系フィンランド人です。

フィンランドの隣国がスウェーデンとなっています。

ヨーロッパの国々は隣国と地続きとなっているため混血となっている人々がおおいようです。

トーベもスウェーデン系のフィンランド人となっています。

彼女は画家であり小説家でもあり、

ムーミンに代表するファンタジー作家、児童文学作家でもあります。

おなじみ『ムーミン』シリーズの作者として世界的に有名となられた方です。

ムーミンと言えば、TVアニメ番組「ムーミン谷のなかまたち」を思い出す方もおられるでしょうか?

この映画の舞台は第二次世界大戦中の欧州フィンランド ヘルシンキとなっています。

当時は第二次世界大戦のまっさいちゅうなので

冒頭シーンは激しい戦火の中の防空壕から始まります。

不思議な「ムーミントロール」の絵を描くトーベ。

物語は第二次世界大戦中に生きたムーミンの原作者である

映画はトーベ・ヤンソンの30~40代前半までを

中心に描かれています。

映画の軸になるのは

男性であるアスト・ヴィルタネンと

女性であるヴィヴィカ・バンドラーとの恋愛物語で

ムーミンが世に出る前のトーベの半生です。

トーベヤンソンは男性とも女性ともつきあっていた方でした。

トーベの目の前に現れた1人の男性、アスト・ヴィルタネン。

彼はジャーナリストで政治家でした。

トーベは彼と恋に陥ります。

そしてもう一人トーベの前に現れたのはヴィヴィカ。

彼女は舞台演出家でした。

トーベはヴィヴィカにも誘われて恋に陥ります。

これだけ見てもほわわ~んキャラのムーミンとは

大違いでびっくりしますね。



トーベはムーミン そのもの?

『TOVE』を観た感想は。

この映画を観る前は

なんとなく「ムーミン♡」書いた原作者の物語なんだろな。。。

と思って観ましたが。

しかしや、しかし。

戦闘の爆音が鳴り響く中、

防空壕で外音をシャットダウンしているかのように

トーベがムーミンを描いている冒頭のシーンを観て、

これはこれはなんか。。ちがうぞ。。

映画を観る前に私が持っていた、

「ムーミン♡」の作者に抱いていた

ふわわ~んキャラとは全くちがって

さまざまな葛藤を乗り越えて

自分を描きだした1人の大人の女性の物語でした。

ほのぼのムーミンとは全く違いました!

当時フィンランドでは同性愛は犯罪者扱いを

受けていたのだそうですが

そんな社会情勢の中で男性との交際中に

女性であるヴィヴィカとの恋愛に落ちるトーベ。

私たちが親しんできた「ムーミン」から想像もできない女性でしたね。

こども用ではない大人が見る映画でした。

ここまでのみなさんの感想はいかがでしたか?

映画を観終わって、今の思いは?というと。

映画を観る前と観た後では「ムーミン」に対する思いが変わっていました。。

どうしてムーミンたちは別世界の「ムーミン村」に住んでいたのか?

どうしてムーミンパパは絵ばっかり書いてて

汗水流して働いている生活感がないのか?

どうしてムーミンママはいつも忙しく

何かしらと働いているのか?

料理を作ってないときは必ず編み物をしているムーミンママ。

なんだかパパの代わりに内職しているようにも見えますね。

「ムーミン」に登場するトフスランとビフスランがいるのか?

この二人の女性は2人は”変な言葉を使っている”

2人しかわからない言葉。

でもムーミン谷でたった1人だけ、

彼女たちの言葉がわかる。

それはムーミン谷のヘムレムさん。

ほんの少数派であってもトーベたちを

理解してくれる人がきっといたんですね。

ミイは誰?

ミイは自由奔放だけどミイの言葉は人々の心の中にあることや

表面には見えないその人の心の中にあることを言い当てている。

そして「喜ぶ」と「怒る」がミーのキーワードで「

かなしみ」なんてなんの役にも立ちやしない。と考えている。。。

ミイの中にトーベが住んでいるようですね。

トーベの中には「ムーミン谷」が存在していて

トーベを支えている

「ムーミンとその仲間たち」が

そこに住んでいたんですね!

別の「ムーミン谷とその仲間たち」がありました。



『TOVE』オススメ度は?。。

『TOVE』の中で描かれているムーミンは

私が思っていたムーミンとはちがいました。

でもムーミンワールド理解には役立ちましたね。

オススメ度は?と聞かれたら。。。

「TOVE トーベ」は、東京・新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 … スウェーデン語で描かれたフィンランド映画としては史上最高のオープニング成績を記録。公開から7週連続で興収ランキング第1位に輝くロングランヒットに。第93回アカデミー賞では、国際長編映画賞フィンランド代表へ選出された 。
本国のフィンランドでは、スウェーデン語で描かれたフィンランド映画としては史上最高のオープニング成績を記録。公開から7週連続で興収ランキング第1位に輝くロングランヒットに。第93回アカデミー賞では、国際長編映画賞フィンランド代表へ選出された。
2021年7月2日 出典:映画.com

とありました。おすすめ度は日本でもトーベの本国フィンランドでも

NO.1だったみたいですね。

 

 

いかがだったでしょうか。

ムーミンの原作者を描いた『TOVE』

ムーミンのイメージとは少しちがいますが

ムーミンには仲間たちがおおぜいいるのですがなぜか

ひとりでいる場面が多いと感じられたり、

ざわざわしておらずに静かな場面が多い理由が伝わってきたような映画内容でしたね。

トーベが生きた世界をのぞいてみたい方におススメの映画です。



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