大渡海という辞書は実在するの?舟を編む意味と舟を編むは実話?玄武書房 

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三浦しをんの著書「舟を編む」光文社文庫。

映画化、アニメ化、

コミカライズもされた人気作ですね。

 

朝の連続ドラマ(朝ドラ)2024年2月18日~

NHKとBSとNHKBSプレミアム4Kでも

「舟を編む~私、辞書つくります~」が

スタートしています。

 

この「舟を編む」という聞きなれない言葉に

わたしは初めて出会いました。

 

舟を編む意味とは?

そもそも”舟を編む”は実話なのでしょうか?

 

また、玄武書房 大渡海実在する辞書なのでしょうか?

 

興味深々で気になりましたので

 

調べてみました。

 



『大渡海』という辞書は実在する?

この出版社である玄武書房や

「大渡海」も初めてみる辞書名ですが

実際にあるのでしょう?

 

またどんな辞書なのでしょうか?

 

結論からいいますと

 

この玄武書房という出版会社は実際には存在しません。

 

また、「大渡海」という辞書も実際には存在しません

 

これはあくまでも

 

三浦しをん著書の「舟を編む」という

 

作品の中に登場する架空の出版会社であり辞書となります。

 

著書の中では

 

玄武書房で新たに作ることになった

 

辞書の名前がという設定で

 

その編集部につとめる

 

定年間近の荒木公平が、

 

営業部に所属していた

 

馬詰光也を引き抜いて

 

辞書作りの後継者に育て上げる

 

ストーリーとなっています。

 

でも

 

本屋で

 

『大渡海』という辞書を

 

見つけれたら

 

感動するかも

 

知れませんね。

 



 

「舟を編む」意味とは?

では「舟を編む」という

 

タイトル名前にも意味があるのでしょうか?

 

まずは、「舟を編む」という言葉の意味から見ていきましょう

 

舟とは川や海を渡る道具ですね。

 

では、編むとはどういう意味があるのでしょうか?

調べてみますと

 

の解説

[動マ五(四)]

  1.  糸・竹・籐 (とう) ・針金・髪などを互い違いに組み合わせて、一つの形に作り上げる。そのようにして、ある物を作り上げる。「藺草 (いぐさ) でござを—・む」「髪をお下げに—・む」

  1.  いろいろの文章を集めて書物を作る。編集する。「論文集を—・む」

  1.  計画を組み立てる。編成する。「日程表を—・む」  出典:goo辞書

 

わたしは 編む という言葉の意味は?

と聞かれると 毛糸を編む を想像して

糸で生地を織りなす 意味だけだと思っていましたが

いろいろの文章を集めて書物を編集することも「編む」という意味があるんですね。

勉強になりました。

 

三浦しをん作品「舟を編む」の中で使われている、

「舟を編む」意味には

この3つの一般的な意味に加えて

直接的には 「辞書を作る作業」を示していますが

それに加えて

”「辞書作りに情熱を注ぐ人々の姿勢や努力」全体を表す言葉”

として意味付けされていると考察しました。

 

そして人と人をつなげる(編む)道具は

” 言葉でコミュニケーションしていく” こと。

 

また、それは大きな船でざーっと行ってしまうのではなく

小さな舟を手で漕いで行くように

「丁寧さ」 が必要であることも併せて意味している

と考察しました。

 

舟を編む は実話なのでしょうか?

結論からいいますと

舟を編む は三浦しをんが書いたドラマ作品であり実話ではありません

けれども今作のモデルとなった人物はおられるようです。

辞書作りを通して成長していく若者たちの姿を現した作品となっています。

著書の三浦しをん自らが

「言葉という大海をゆく辞書は、

長い年月をかけて

人の手によって丁寧に編まれた

書物だからこそ

 

造船所のような大きな『船』ではなく、

手で漕ぐ『舟』でいく」と

意味付けており

今作を通して

人と人とのつながりは言葉と言葉を編んでいく

ことによると語り掛けているようですね。

 




 

『舟を編む』の原作が実際にどんなものかを聞いてみたい方はこちらからどうぞ👇

 

「舟を編む」意味『大渡海』の辞書名の意味は?

玄武書房辞書『大渡海』の名前にはどんな意味があるのでしょうか?

作品の中で三浦自身が

“辞書名の「大渡海」とは、

 

「言葉の海を渡る舟」という意味で、

「もし、辞書がなかったら、

 

我々は茫漠(ぼうばく)とした

大海原にたたずむ他ない」

 

と記しています。

 

また、著書の最後には

 

“「辞書の編集に終わりはない。

希望を乗せ、大海原を行く舟の航路に

果てはない。」 ”ともありました。

 

言葉を大海になぞらえ、

辞書はその大海を手で漕ぐ

 

「舟」に見立てられてたんですね。

 

大きな船ではなく

手こぎの舟で渡る

 

という意味が込められていると

考察しました。

 

砂浜の海に出かけて大海原を見るだけでも

海ってどこまで続くんだろう。。

 

あの地平線の彼方には何があるんだろう。。

果てしない海。。と

 

感慨深げになってしましますが

その大海原の海を

 

エンジンで航海する「船」ではなく

手で漕ぐ「舟」で行きますので

 

同乗してください。。と

招かれたら。。、

 

わたしだったら

即座に、そんないつ終わるかわからない舟旅の

舟には乗れませんよ!

と拒むかも知れません。

 

物語では

 

新たに加わった編集部の

馬詰をはじめメンバーたちが

 

辞書作りの取り組む

辞書名を「大渡海」としています。

 

そして

 

大海原そのものである

“言葉の海” を渡ることができるのは

 

大きな船ではなく

 

手で漕ぐ 舟 。

 

辞書にある “言葉” は

人と人をつなぐ コミュニケーション 。

 

それは猛スピードで進んで行く航海ではなく

 

ゆっくりと丁寧に

手で漕ぐ舟 が導いてくれるもの。

 

“舟を編む” ことは

 

人と人、

物事と物事 をつないで

 

“ 編み込むコミュニケーション ”

を丁寧にすることで

 

「大渡海(だいとかい)」を

渡って行けるのですね

 

 

 




まとめ

いかがだったでしょうか。

『大渡海』は三浦しをんが

この作品の中で登場させた辞書であり実際には実在しない辞書でした。

 

「舟を編む」という言葉の初感覚に???だったのですが

 

『大渡海』の意味は

三浦しをん自身、

「言葉という大海をゆく辞書は、

長い年月をかけて人の手によって丁寧に編まれた書物。

だからこそ、

造船所のような大きな「船」ではなく、

手で漕ぐ『舟』の意味を込めて

「舟を編む」としました。と

意味付けていました。

 

今や電子辞書すら引かなくても

ネット検索で

文字の意味をスラスラと知れる時代になりましたね。

 

時代の大海原に浮ぶ 舟 から落っこちないように

しっかりとした道しるべなる

 

“辞書” を身近に置いて

 

人と人とをつなぐ

“言葉” を大切に繋いで編み込んでいきましょうね。

という三浦しをんの声が

 

聞こえたような気がしました。

 

時代がどのように変わっても

わたしたちは 言葉 を使って

 

大海原を渡るしかないのですね。

 

言葉 を上手に編んで行けるといいですね。

 

出典:Toba Yoshiaki Official Site2013/04/10

出典:日刊ゲンダイDigital2024年2月16日

 

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